科学を易しい言葉で

人材育成にそこまで金を使うのはどうかなあ、と思う。仮に優秀な人材が育成できたとして、その使い道は? 今の世の中にそれほど需要があるとは思えない。海外の事情はよく知らないが、また欧米に倣ってというのが動機なのだろうか。「そんな人材は要らない」とは言わないが、需要と供給の観点から言えば無駄金に終わりそうだ。需要をまともに調べていただけるよう、切に望みます。

話が飛び気味だけど、個人的には読み応えのある自然科学誌がほしい。中央公論社『自然』のバックナンバーを大学時代に読んだときは、これをリアルタイムで読めたなんて本当にうらやましい、と心底思った。その辺の書店で目にする雑誌といえば『日経サイエンス』だけど、何かが違うような気がして好きになれない。『何か』って何だろう。「時流に乗っている」みたいなところだろうか。出版を続けているのはすばらしい。

K. Moriyama's diary に同じ話。一部意見を異にするところもあるけれど、僕の言いたいことも含めてあれこれ詳しく書かれている。