バロック音楽、その後

ここ数日、バロック音楽にはまっている。とにかく心地良い。クラシックなんてまともに聴いたこともなかったのに、どういうことだろう。しかもなぜバロックなのか。クラシックに関する知識が全くないから、自己分析もできない。

今もブームが続いている。耳にした覚えのある Johann Pachelbel の Canon in D minor が入った寄せ集めの CD を買ったところ、理論的なことはわからないものの大層よかった。Orchestre de Chambre Jean-François Paillard による、優雅で上品な雰囲気漂う演奏。

それから、はてなダイアリーでもよく名前の挙がる Glenn Gould の The Goldberg Variations BWV988/Johann Sebastian Bach (1981年盤) を聴いた。うまく説明のつかないわくわくする感覚。鼻歌混じりの演奏とは。BWVxxx は Bach 作品の通し番号だそうで、J.S. Bach なんて一々書かなくていいような気がするが、自分のための記事でもあるから。

さらに、iTMS で Musica Antiqua Köln (MAK) が演奏する Canon in D minor を聴いて「なんだこりゃ」と衝撃を受ける。Paillard とは別物のよう。おもしろくなって、MAK の Die Kunst der Fuge BWV1080 を購入。よく考えたら、他のフーガの技法を知らないから、聴き比べようがないのだった。ひとつわかったことは、チェンバロの音色がどうも好きだということ。はまりそうな匂いを MAK には感じる。

無知は楽しい。バロックを聴くことでロックが新鮮に聴けるようになると、もっと楽しいはず。バロックがすっかり好きになってしまった。